ベトナムは発電市場に競争を持ち込むことで同産業の発展促進を図ろうとしている。
2012年、国営企業であるVietnam Electricity(EVN)、Vietnam National Coal – Mineral Industries Group(Vinacomin)、Vietnam Oil and Gas Group(PetroVietnam)の3社で電力量の80%以上を生産しており、特にEVNの独占は顕著だ。2014年、同社は生産では60%以上、送電では100%、配電では90%を占め、結果として電力業界において大きな権力を持ち、外資参入の大きな障害となっている。これを解消するため、政府はベトナムの電力市場を生産から配電まで競争的な市場を実現する「競争的発電市場(VCGM)」を2012年7月より本格的に開始した。3ステージに分かれており、ステージ1「生産における競争市場の実現」、ステージ2「卸売における競争市場の実現」、ステージ3「小売における競争市場の実現」となっている。現在、ステージ1を終えようとしている段階であり、30MW以上の発電プラントが競争的に価格設定を行い、唯一の買取事業者であるEVNに対して販売を行っている。
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ASEAN経済通信「よむベトナムトレンド」
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
モバイルゲーム市場は約4年前に出てきた新しい市場だが、以降大きく成長を続けており、2011年に600万ドルだった市場規模は、2013年には1,500万ドルとなっている(公式にリリースされたゲーム売上に限り、ライセンス未取得のゲームを含まない)。
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ベトナムのオンラインゲーム市場は急速に成長し、2012年における国内の市場規模は2.5億ドルとなり、2007年の5,500万ドルの4.5倍と大きく成長を遂げている(この数字は公式にリリースされたゲーム自体の売上に限ったものであり、ライセンス未取得のゲームは含まない)。
ベトナムでは現在複数人で遊ぶことができるオンラインゲームが人気を集めており、ゲーム市場全体の売上の大半を占めている。情報通信省によると、2013年7月時点でベトナムには2,000万人のPCオンラインゲームプレーヤーがおり、76タイトルが運営されているが、そのうち63タイトルは海外からの輸入製品である。全体の約6割が中国製品であり、ベトナム、韓国、米国、日本と続くが、日本製のゲームはわずか2本のみであり、シェアは小さい。
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SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
2013年、蒸留酒・醸造酒類の売上は合計約5億ドルに達し、2005年と比べて1.8倍に大きく増加した。それぞれ内訳を見ると、蒸留酒のうちウォッカが半分以上を占め、醸造酒類では葡萄ワインが60%以上を占めている。
蒸留酒は主に中国、香港、シンガポールから輸入されており、醸造酒類については歴史的に高い競争力を持つフランスとイタリアが多かったが、近年では米国、チリなどの新興市場からの輸入量が徐々に増加している。酒類の日本からの輸入額は2005年の30万ドルから2013年には270万ドル(年平均成長率39%)に達しており、日本の酒の人気は年々高まっているが、市場に占める割合は小さい。
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SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
日本料理店がベトナムで人気を集めている。店舗数は2011年150であったが、2013年には400(ハノイ150、ホーチミン250)を超えている。2014年にJETROがホーチミンで行ったアンケート調査では、市民500人のうち9割が過去に日本食品を購入、あるいは日本料理店を利用したことがあると答え、最も好きな外国料理として韓国料理(14%)、中国料理(23%)を抑え、日本料理(38%)が挙げられた。
日本料理店が人気を集めているが、日本食品の需要はどうか。2013年の農林水産物の輸入額は193.6億円であり、魚介類が99%を占め、果実・野菜類、肉類は小さい。
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人口9,000万人、所有バイク台数は3,700万台、ベトナムはバイク産業の巨大市場だ。人口が大都市に集中し、道幅も狭く、公共交通機関も十分整っていないベトナムにおいて、バイクは手放せないツールである。市場の2大プレーヤーはホンダとヤマハであり、2013年90%以上のシェアを占めている。各社の売上はホンダが18.7億ドル、ヤマハが7.5億ドルであった。2013年、2社の年間生産可能台数を合計すると、年間350万台以上となっている。
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ベトナムソフトウェア業界は、多くの課題を抱えながらも成長を続けている。2008年の市場規模6.8億ドルからCAGR(年平均成長率)10%以上で拡大してきたが、2012年には政府予算削減についての決議11号(特にITプロセスを複雑化するDecree102号)、不況による民間投資低下、などにより国内市場が転機を迎えた。輸出(正しくはオフショア市場)は急拡大し、合計市場規模は12.1億ドル、前年比3.1%増となった。
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若年層中心に西洋文化が広まるにつれ、チョコレート菓子(以下、チョコ)市場も成長している。バレンタイン、クリスマス、結婚、新年に恋人や友達への贈り物として人気だ。高い成長率は、特に若い消費者の間で間食としてチョコを消費する習慣が増えてきたことに支えられている。2012年、小売販売額は5,110万ドルであり、販売量は3,400トンでいずれも2007年の約2倍である。2017年までにCAGR(年平均成長率)6.2%で6,300万ドルに達すると予想されている。
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ベトナムのソフトドリンク市場は拡大が続いている日用品(FMCG)市場の中でも、最も力強く成長を続けている。2012年、前年比6.4 %増である19億ℓが消費され、総売上は概算で33億ドルであった。
同市場は、着実かつ急速に拡大を続ける市場と期待されている。BMIのレポートでは、売上量ベースの成長率は2011年から2017年で平均6%以上、2010年から2017年までの売上ベースの成長率は平均14.2%になると予想されている。この数字はASEAN6か国で比較すると、2番目に高いインドネシア(8.8%)よりもはるかに高い。また、ソフトドリンクの1人当たりの年間消費量は、2010年の約19ℓから 2013年には年間23ℓに達する見込みである。
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ベトナムにおけるプラスチック産業は市場規模、CAGR(年平均成長率)15~20%で急成長している。国内消費量は2009年の245万トンから、2011年には15%増の281万トンとなった。また、2013年初10か月の輸出額も14.8億ドルで13.2%増であった。2011年の主要輸出国は日本(26%)、アメリカ(11%)であり、これらの先進国に対する輸出は、ある程度品質の高いプラスチック製品を生産できるようになったことを意味する。ところが、輸入額は21.2億ドルで前年同期比23.2%増となり、輸出を大きく上回って伸びている。2012年には輸出額は15.9億ドル、輸入額は21億ドルであったことから輸入超過状況は悪化している。主要輸入国は日本(29%)、中国(25%)であった。輸出入ともに日本は最大取引国である。
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